
- 車両の歴史や技術的な特徴、構造、詳細な履歴まで、
知りうる事実のすべてを1冊に凝縮。
今回は3ドア交直両用の近郊型である415系を取り上げる。
国鉄の近代的な3ドア交直車の先駆けとして登場した401系から、
関門トンネルを挟んだ交直にまたがる区間用に用意された421系、
それぞれの形式の出力強化版と位置づけられる403・423系、
そして、これらの形式の最終進化系として三電源に対応した415系まで、
交直両用の3ドア車の詳細を、的確な解説によって解き明かします。
415系データファイル
初めての車上交直切り替え方式を採用し、本格的な3ドア近郊型として登場した401系から、交直近郊型の決定版となった415系まで、特徴ある各形式を詳細な形式写真とポイントを絞った解説で詳説する。
415系のあゆみ
現在にまでつづく3ドア近郊型の表情をつくり、その後の111・113系などの手本となった401系から415系につづく交直近郊型の歴史をコンパクトにまとめ、現在でも活躍をつづける長寿車両である415系統の動きを、社会の動きや時代的な背景なども交えて解説していく。
ステンレスでたどる常磐・水戸線の旅路
首都圏の上野口からは撤退してしまったけれど、生え抜きの常磐線で現在でも活躍する415系の現在をレポートする。長大編成で都市圏に多くの旅客を運ぶという元々の機能こそ失ってはいるが、使い勝手のいい車両として415系はいまも健在だ。その様子を詳しく見てみた。
鹿児島415見聞録
首都圏とはかなり異なった活躍ぶりを見せ、細かな個性も特徴的な鹿児島の415系にグラフィックに迫る。
形式415系 (国鉄型車両の系譜シリーズ12) ― 3ドア近郊型というスタイルを築いた先駆者|イカロス出版