- 千葉県銚子市を走る銚子電鉄は本業であるはずの鉄道事業では赤字続き。 「副業」として手がけているぬれ煎餅やまずい棒などの売り上げで糊口をしのいでいるのが現状だ。
食品製造販売事業への依存度は高く、今や同社の総売り上げの7割を占めるほど。
銚子電鉄は信用調査会社では「鉄道会社」ではなく「米菓製造」として登録されているのだ。
鉄道会社なのに食品製造販売会社とは……これはまずい! だが、働いている社員は皆、笑顔で悲壮感は皆無。
同社の竹本社長にいたっては自己紹介の際、「食品製造販売を手がけている銚子電鉄の社長です」 「電車屋なのに自転車操業!」と自虐ネタで笑いをとっているほどだ。
それはなぜか。「苦しいときこそ笑いを」が銚子電鉄のモットーだからだ。
かといって、ただ笑っているだけではない。「売れるためならなんでもやる!
なにがあっても絶対にあきらめない!」という企業理念のもと、 ぬれ煎餅やまずい棒を販売したり、おそらく世界初(?)のお化け屋敷電車を運行したりと、 常識に捉われない突飛なアイデアを次々と繰り出し成功に導いている。
そしてついには劇場公開映画の制作も決意!
銚子電鉄はいったいどこに向かっていくのか……。
本書は銚子電鉄社長の竹本勝紀氏と、まずい棒考案者の寺井広樹氏の共著書。
銚子電鉄の現状と取り組み、そしてまずい棒の誕生秘話や映画制作の舞台裏を詳しく語っていく。
笑いと応援を動力に銚子電鉄は今日も走る!
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- 崖っぷち銚子電鉄 なんでもありの生存戦略
1章 銚子電鉄のまずい歴史
2章 苦境は自虐ネタで笑い飛ばせ
3章 笑いに必要なのはエンタメだ
4章 心強くありがたい“銚電応援団”
5章 “救世主”まずい棒誕生秘話
6章 まずい棒は銚子電鉄を救えるか?
7章 英断!? 劇場公開映画の制作を決意!
8章 “グローカル”鉄道を目指して