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狭軌の王者

狭軌の王者

齋藤晃

出版社:
イカロス出版
判型:
A4変判
ページ数:
194ページ
発行日:
2018/10/30 

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『蒸気機関車の興亡』の著者が送る渾身の一作

なぜ日本が3フィート6インチ(1067mm)ゲージを採用したか、不明とされる公式見解に挑むところから本書ははじまる。
引きつづき3フィート6インチ狭軌鉄道の蒸気機関車をその発祥から最後の努力まで120年の過程を独自の視点から追い求める。
見本となる標準軌機関車からみてゲージ比で約75%、体積比で42%の空間に挑む狭軌機関車には独自の問題を解決する必要があった。
1750mm大動輪を主力に展開した日本は必ずしも勝者とはいえなかったことを知ることになろう。鉄道趣味者はナショナリストといわれる。
幼くして強烈な印象を受けその道に落ち込み成長した結果、自国の鉄道にだけ関心が集中することでありごく自然だが、 この殻を破って広い視野から日本近代機の世界的なポジションを考える。


・はしがき
・第1章。ゲージはどうして決められたか
・第2章。19世紀の狭軌機関車
・第3章。山を登る
・第4章。高性能化への模索
・第5章。日本国産機とドイツ製機
・第6章。狭軌の挑戦
・第7章。最終期の蒸気機関車
・第8章。蒸気機関車の未来形
・駆け巡った日本の覇者 C62
・あとがき