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古武術式!ラクラク搬送術

古武術式!ラクラク搬送術

岡田慎一郎

出版社:
イカロス出版
判型:
B5判
ページ数:
112ページ
発行日:
2018/05/07 

印刷した本を購入希望の方はこちら!




Jレスキュー消防テキストシリーズ
ストレッチャーを持ち上げた瞬間や、重い救助ツールを抱えた時など、消防活動で腰に負担がかかっていると感じることはありませんか?
どんなに体力に自信のある人でも、力任せの活動を行っていると身体を痛めてしまいます。逆に身体を上手く使えば、筋力がなくても傷病者の抱え上げをラクに行うことができるのです!
本書では、古武術のテクニックを介護の分野に応用させている著者が、その基礎となる身体の使い方を実演を交えて分かりやすく解説していきます。
そのポイントは、「股関節」「肩甲骨」「体幹」の使い方にあります。この3つのポイントさえ押さえれば、消防活動のさまざまなシチュエーションに応用できるようになります。
身体の上手な使い方を身に付けて、腰痛や事故を予防しましょう!
著者 岡田慎一郎(理学療法士・介護福祉士)


[対談]消防に古武術的な動きが必要な理由
岡田慎一郎×新屋貴士(名古屋市消防局)



Chapter01 動くための身体づくり
1. 下半身の使い方をマスターする
下半身の役割は介助技術の土台
股関節のチェック1 しっかりと「しゃがむ」
股関節のチェック2 しゃがんだまま歩く
股関節が動かしにくい原因とは
STEP1 股関節改善トレーニング
無駄な脚力を使わない発想と動作
STEP2 他者に股関節の動きを引き出してもらうトレーニング



2. 上半身の使い方をマスターする
背中と腕を連動させる
check1 手を組んで肘を回す
check2 拳を止めて、肘を回す
背中と腕との連動性を高める動き
背中の動きを引き出す動作



3. 体幹部の使い方をマスターする
動きやすい機能的姿勢
腰に負担をかけない姿勢=日本的な姿勢
仰臥位の時は膝を曲げる
構造的に強い「機能的姿勢」の実験
股関節から曲げるコツ
動作の中での姿勢改善方法
1.椅子からの立ち上がり
2.椅子からの座り方
3.正座からの立ち上がり
4.回転しての立ち上がり
5.正座の座り方
6.回転しながら座る



Chapter02 技術の【3原則】
原則1 背中との連動で抱える
①大きな力が負担なく引き出せる
[実験]背中の力を引き出す
片手で人を担ぎ上げる
背中と腕とを連動させた抱え方
②通常よりも腕が長く使える
[実験]腕の長さを引き出す
[応用編①」低い姿勢で腕を長く使う
[応用編②]立位体前屈の裏ワザ
原則2 骨盤位置のコントロール
骨盤を下げることで相手の動きを引き出す
原則3 相手との一体化
一体化で動作を共有し、技術を向上させる



Chapter03 古武術介護の技術を実践で使う
「技術の3原則」で技術をチェック
1. 床からの上体起こし①
回転する動きで相手を起こす
2. 床からの上体起こし②
テコの原理で起こす
3. 床からの立たせ方①
後方に倒れる力の活用
4. 床からの立たせ方②
相手の腕を握らずに立たせる
5. 床からの立たせ方③
前方に向かって立たせる
6. 床からの抱え上げ、抱え下ろし①横抱え
プラスα.手のひらからの抱え方でも力を引き出す実験
7. 床からの抱え上げ、抱え下ろし②縦抱え
[応用編]挙動での抱え上げ方
8. 床から背負う
9. 2人介助①立位からの抱え上げ
10. 2人介助②床からの抱え上げ



コラム  搬送技術は筋力ありきではないことを知ってほしい
梅野 有史(北はりま消防組合消防本部)