新 いまこそ農業

出版社の皆様へ

ジャンル一覧

  • 総合案内
  • ご利用の流れ

  • Share | Yahoo!ブックマークに登録

新 いまこそ農業

新 いまこそ農業

就農と農ライフのためのガイド

  

出版社:
イカロス出版
判型:
A4変判
ページ数:
128ページ
発行日:
2017/09/28 

印刷した本を購入希望の方はこちら!




就農と農ライフのためのガイド
「農業に興味があるんだ」「農業にかかわる仕事がしたい」──最近、あたりまえのようにそう口にする人が増えています。多くが20代後半から30代の働き盛り世代です。
「農業は楽な仕事ではないけれど、特別大変なわけではない。大変さは他の職業と変わりません。そして、やっていて本当に面白い」と、他業種から農家に転職した30代半ばの男性が言います。
農家は職業のひとつ。どうせ仕事をするなら、外で体を動かせて、自分で決めて自分で責任のとれる仕事をしたくて農家を選んだ。最近の農業現場には、そういう若者が少なくないのです。

4年ぶりにリニューアルした新規就農ガイドブック『新 いまこそ農業』では、そういう30代前後の働き盛り世代が、農業に転職して幸せになる方法を集めました。
まずは、就農した先輩たちの仕事と暮らしぶりを通して「自分の農業」をイメージしてみてください。研修の様子・内容を比べて自分に合った学び方を考えたり、農産物を直販する方法を具体的に知る、などにも使えます。もちろん、就農に至るまでの道筋や、行政の支援策、活用の仕方なども詳しく解説しています。
これまで栽培経験ゼロでも、農家や農業大学校などで技術を学ぶ過程で、社会経験を積んだ人は〝効率的に〟学びます。そして独立就農後の、生産・調整・営業・流通・販売・アフターフォロー・プロモーションなど事業の一連の過程では、培った仕事のスキル、これまでの人脈があらゆる場面に活きてきます。働き盛りでの就農は、自分に合ってさえいれば、かなり面白く感じるものなのです。

サブ特集では、まだ農業に転職はできないけれど、都会に住みながら関心のある農業にかかわりたい、農に触れたいというニーズに応えました。
今や貸し農園サービスや農業イベントなどが百花繚乱、満員御礼状態。本書では「畑で遊ぶ」「自分の畑を持つ」「農業サポーターになる」「農園コミュニティを楽しむ」のテーマ別に、都会に住みながら〝農ライフ〟を満喫するための情報を満載しています。同時に、そうしたサービス・イベントの「仕掛け人」も取材。今後「農業に就く」中に、こうした職種がどんどん増えてくることは確実でしょう。

新規就農の成功・失敗を左右するのは、結局、職業として好きか嫌いか、やっていて面白いかつまらないか。農家の仕事をニュートラルな視点で見て、体験して、自分の一生の職業として選んだ人は、幸せな職業人生を歩んでいます。
そして生活と仕事が密着した農業ならでは、ですが、家族や子ども、ときには高齢の親もいっしょに都会から里山へ移住することで、プライベートがかなり豊かになります。働き盛り世代は家族と過ごす時間が大きく増え、親世代もふたたび働く場を得て、すっかり健康を取り戻すケースもあるそうです。

一時のブームは過ぎ、給付金が充実した現在、新規就農して成功する人・失敗する人の明暗がハッキリ分かれるようになりました。就農のきっかけは何でもいい、大事なのは職業としての面白味を見出せるかどうかと、「自分に合った」タイプの就農をすること。そのための情報源のひとつとして、本書をご活用ください。


◆「自分の農業」をイメージする
イメージをつかむための6つの「就農STYLE」
人気の就農地で仲間と協力 オーガニック就農
東京近郊のメリット、多品目栽培&直売農家に
夏はトマト農家、冬はスノーボーダー
80歳まで働ける放牧酪農家をめざして
大規模なFC型で有機農業をビジネスにする
親方に弟子入りして、一からなる果樹園主

◆農業を どこで学ぶ? 農業に どこで就く? 農産物を 誰に売る?
どこで学ぶ? 農業大学校へ行ってみた
どこで学ぶ? 地域の農家で研修する
どこで学ぶ? 農業の学校・私塾、研修の場いろいろ
どこで就く? 就農を相談する
どこで就く? 大都市近郊・7府県の新規就農支援策
どこで就く? 地域おこし協力隊制度を活用する
どこで就く? 「農の移住」を考える
誰に売る? 新規就農で野菜を直販するルートいろいろ
誰に売る? 新規就農者がつくった販売組織

◆今から始められる あこがれ農ライフ
1. 「農」の遊び方
畑へ遊びに行くプログラム
◎パックツアー感覚で味わう「農家の暮らし」 TABICA(タビカ)
◎〝連続性のある農体験〟を提供する教育サービス Gifte!(ギフテ)
◎野菜を作って食べて遊べる農園 アグリパーク伊勢原
◎農の楽しみ、生産から加工、販売の現場も体験できる 伊賀の里モクモク手づくりファーム
「自分の畑」をはじめよう!
◎超初心者にもうれしい手厚い栽培サポート シェア畑
◎「自産自消」が当たり前の社会をつくる 体験農園 マイファーム
農業サポーターになる!
◎広域援農ボランティア/果樹園の農作業ボランティア/くにたち・梨園ボランティア/快汗!猫の手援農隊
コミュニティが生まれる農園
◎農業×公園、民間企業とNPOでつくるコミュニティ 世田谷区立 喜多見農業公園
◎〝生ゴミ〟がつなぐ農園コミュニティ せせらぎ農園
◎都市の農地を遊びつくす〝農園地〟 くにたち はたけんぼ
2. 「農」を仕事にする
◎農園のアドバイザー
◎新しい「農業×デザイン」

農イベント請負人
◆ニッポンの農業と新規就農
ニッポンの農業はいま
日本のおもな野菜の収穫量と主産地
日本のおもな果物の収穫量と生産地
有機農業・自然栽培で就農する!
有機農業で就農するための流れ/全国の有機農業相談窓口
農家になるために必要なこと

◆就農INFORMATION
移住して就農する! 夢の実践プランSTEP
新規就農 情報収集と相談窓口
新規就農者のための支援制度
農業関係の基礎用語
全国農業大学校リスト