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旅客機事故大全

旅客機事故大全

調査報告書は語る

青木謙知

出版社:
イカロス出版
判型:
B5判
ページ数:
310ページ
発行日:
2017/01/30 

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調査報告書は語る
わが国初の、民間旅客機(貨物機を含む)の事故と重大インシデントの解説集。

総監修・全面執筆 青木 謙知

●「助けてくれ、操縦不能だ!」
●「機長、左、左です、左に修正!」
●「ゴー・アラウンド! ゴー・アラウンド!」
●「機長! 下に向っています」
●「我々は何もかも失った・・」
●「なんとかしてくれ!」
●「失速!」
これらは、墜落寸前のコクピット・ボイス・レコーダーに残されたフライト・クルー達の悲痛な言葉を邦訳したものである。
旅客機の安全性は飛躍的に向上しつつあるが、21世紀に入った今も悲劇は絶えない。
事故と事故寸前のインシデントから、そこで何が起こったのかを検証してみる。

旅客機事故は、平均すると世界で2週間に1件も発生している。
この本は21世紀になってから発生した重大事故から、2015年以降に発生したその芽となる小事故、さらに国内の重大インシデントまでを網羅した記録・解説集である。
また、20世紀後半の特筆すべき旅客機事故も後半に解説しており、メディアや航空・運輸関係者向けの専門書としても役立つように編集されている。
わが国の航空事故評論のオーソリティー、青木謙知の総監修・全面執筆により、初めて出版可能となった労作であり、単に事故例を並べるだけでなく、旅客機事故についての現状、そしてこれからの課題についても解説している。


SECTION 1
世界の旅客機事故レポート
(2000-2015年・発生順)

小さなネジの破損が招いた、墜落に至る操縦不能
最初の進入に失敗、そして悲劇のゴー・アラウンドへ
離陸滑走中に異変、乗員も事態把握できず
エアバスA340、初の運航中の全損事故
運航乗員気絶のまま、2時間半の飛行の果てに
多数の巻き添え犠牲者を出したオーバーラン事故
離陸滑走路の間違いが大事故につながった
オートパイロットの不適切使用で操縦不能に
B777、初の全損事故の意外な原因
強風下、接地に失敗した大型貨物機
夜の大西洋上で何が起こったのか
離陸後まもなく墜落。疑われる乗員のコンディション
ゴー・アラウンドに失敗、混乱するコクピット
対地接近警報の意味を解せず、山に衝突
寝覚めの錯乱に襲われた? 深夜のコクピット
悪天候の進入、パニックに陥った機長
ハード・ランディングで機体大破も犠牲者なし
両エンジン停止、着陸を試みるも密集地に墜落
着陸後制動に失敗、築堤に激突
機長の技量不足が招いたゴー・アラウンド事故
原因不明の急降下、機長の意図的操作も疑われる
巡航中、突然のコントロール不能で墜落
小さな部品の不具合が操縦不能を招いた
機長が片発停止を双発停止にしてしまったのか
航空界を震撼させた乗員の巻き添え自殺

SECTION 2
日本国内重大インシデント・レポート
(2009-2015年・発生順)

思い込みが招いたゴー・アラウンド
他機進入中の滑走路を横断
瀬戸際で回避、平行する閉鎖滑走路への誤進入
降下中、比布岳山頂にきわどい異常接近
急患発生の着陸優先機、ゴー・アラウンド
悪天候下のゴー・アラウンド、予期せぬ降下
夜間の洋上でほぼ背面飛行に陥る
コミュニケーション不全が招いた滑走路誤進入
多発する大事故の芽、管制交信トラブル
離陸機と着陸機のきわどい交錯
ヘリと旅客機、滑走路上の鉢合わせ
夜の雪氷滑走路でオーバーラン
乗員の灯火認識ミスでオーバーラン
離陸を急ぐヘリが着陸機を妨げる
悪視界下、レーダー進入中に高度を大きく失う
滑走路上に車輛、副操縦士と機長の一瞬の連携

SECTION 3
世界の旅客機事故リスト

SECTION 4
日本国内重大インシデント・リスト

SECTION 5
フラッシュバック20世紀
世界の旅客機事故レポート