序章:世界が低炭素社会へ向かう道筋とは?
‐CDM、カーボン・マーケットの現状と課題 古沢広祐(国学院大学教授)
1 現状と見通し
2 本書のねらい
3 本書の構成(簡単な内容紹介)
第1章:クリーン開発メカニズムの現状と課題 明日香壽川(東北大学教授)
1 京都メカニズム導入の政治的背景
2 京都メカニズムをめぐる動き‐クレジットの質の違いと価格の違いを中心として
3 CDMクレジット市場の現状
4 CDMの課題
5 CDMと他の制度との関わり
6 今後の展望
コラム1 現在のクレジット価格は一体全体どこから来たのか?
コラム2 非追加的プロジェクトの具体例‐明日香新幹線プロジェクト
第2章:CDMと持続可能な発展
古沢広祐(国学院大学教授)
1 本章の背景とCDM発行プロセス
2 CDMプロセスと持続可能な発展
3 ホスト国の承認における持続可能な発展
4 投資国の承認における持続可能な発展‐日本を例にして
5 NGO等による持続可能な発展指標
6 おわりに
第3章:CDMのプロジェクト地域とタイプの偏在
井筒沙美(ナットソース・ジャパン)
1 CER市場の現状
2 偏在するCDMの現状
3 偏在の主な原因‐ビジネスとしてのCDM開発
4 偏在するCDM開発に対する課題と取り組み
5 おわりに
コラム3 ユニラテラルCDM
第4章:ゴールド・スタンダードの有効性と課題
山岸尚之(WWFジャパン)
1 ゴールド・スタンダード創設の背景
2 ゴールド・スタンダードの目的と仕組み
3 ゴールド・スタンダードが適用されたプロジェクト事例
4 ゴールド・スタンダードの成果・課題・展望
コラム4 拡大するボランタリー・マーケットでのゴールド・スタンダード
第5章:カーボン・オフセット
西俣先子(国学院大学非常勤講師)・足立治郎(JACSES事務局長)
1 カーボン・オフセットとは
2 日本におけるカーボン・オフセットとうたっている取り組み事例
3 カーボン・オフセットに使用されているクレジット
4 カーボン・オフセットに関する制度整備状況
5 オフセット・プロバイダー
6 カーボン・オフセットの課題および議論
コラム5 国内のオフセット・プロバイダー
第6章:CDM、カーボン・マーケットの適正化
足立治郎・西俣先子
1 気候変動対策とCDM
2 問われるCDMの質
3 問題があるとされるCDMの事例と考察
4 悪質なCDMの防止策‐現行のチェック体制強化と補完的な新たなチェック体制の提案
5 カーボン・マーケットの質の向上と気候変動対策
6 気候変動対策の可能性と課題
コラム6 ODA・多国間開発銀行をウオッチしてきたNGO 田辺有輝(JACSES)
コラム7 “京都議定書”の検証はCOP3京都会議ホスト国の責任 -二〇一三年以降の国際枠組みが真の排出量削減につながるために- 黒坂三和子(JCSD)
あとがき
用語解説
著者略歴